スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

しがみつかない生き方(香山リカ)



■目次

序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 “勝間和代”を目指さない



■感想
私には、歳の近い兄がいる。兄は「自分のやりたいことは大学にはない」といって、通っていた大学を辞めてしまった。それ以降は、時々アルバイトをしながら、親に依存しながら生活している。

しばらくして私にも、大学を卒業する時期が来た。私の場合は、奨学金を借りて大学に通っていたので、大学を卒業するということは、奨学金の返済が始まるということを意味していた。やりたいことを迷っている余裕はなく、就職しかなかった。

私の就職活動は、就職難の時代でもあり、簡単に内定をもらうことが難しかった。そんな中、かろうじて内定をもらうことが出来た第2志望の企業に、勤めることとなった。

また実際に就職してみると、そこでも希望どおりには行かなかった。大学・大学院の計6年間を、物理学を専攻し、その知識を活かせる仕事を希望していた私に与えられた仕事は、化学に関するものであった。

このように、私がこれまでたどってきた道は、希望どおりになることはあまりなかった。しかし、いつも自分の思い通りに行くわけではないとあきらめ、与えられた仕事に取り組んだ。最初は分からないことばかりで困難を極めたが、その一方で新しい仕事なので、「この前まで出来なかったことが出来るようになった」といった成長を実感できることが楽しくて、没頭していった。そして今では、学生のときの経験よりも、社会人になって身に付けた経験のほうが、私のベースになって役立っている。

今振り返ってみると、私の歩んできたキャリアは、最初思い描いていた理想のキャリア・経歴とは大きく異なるが、むしろこちらのほうが私自身には合っていたのではないかと思っている。

「本当にやりたいことを探す」という自分探しに執着する兄。しかし本当に、「本当にやりたいこと」にそこまで執着しなくてはいけないものだろうか?これまでなかなか希望通りに行かない人生を送ってきた私のほうが、むしろ充実した人生を送れているのではないか?ずっと疑問に思っていたこの思いは、本書「しがみつかない生き方」を読んで、やっと理解できた。
スポンサーサイト

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

konoo

Author:konoo

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。